『サブプライム後の資産運用を検討する上で 一読の価値があります。』
サブプライム金融危機後の資産運用について、過去の有効性のある指数に言及しつつ、これからの資産運用について、非常に有用な視点を提供してくれる本です。
投資理論の基礎や限界について平易な言葉で説明しつつ、高金利の外債や不動産購入等、一般的な金融商品についてのリスクも統計的、理論的に解説しており、非常に勉強になりました。
全編を通じて投資家本位の視点から解説しており、一読の価値があります。一方、金融商品や不動産の営業マンにとっては、読んでほしくない本でしょうが。
「サブプライム後の資産運用」といった本も、悪くはないのですが、売名行為かな?と思われる視点や根拠が弱いと思われる個所が見受けられる一方、
この本は客観的に理論的背景を踏まえて投資家本位で説明しているという点で非常に説得力がありました。サブプライム後の資産運用を検討する上では一番の良書だと思います。
光文社 エ1,680円