『「金が時価より安く買われても、わずか数ドルの文句を言うな」とは?』
ドルの崩壊についてはYahoo!のロバートキヨサキのコラムで
無料で読める程度のもので、今更という感じのものばかりです。
資産運用については金を買うことを強く勧めており
いかにハイパーインフレが起きた時に金が有利か、ローマ
フランス、ドイツ、アルゼンチンの歴史を紹介しています。
しかし皮肉にも、それらの歴史を読むと、金も絶対のものでなく
需要のあるものであれば何でもいいように思えてきます。
ローマやアルゼンチンはインフレだけで破綻したわけではないですし
フランスやドイツが今現在どうなっているかを考えれば
金の重要性がどの程度のものか、わかりそうなものです。
中国が分散投資をしているからといって、それに何の意味があるのか
著者はLTCMの出来事を全く理解できていないようです。
「この世の中に安全なものなど無い」と考える方が安全です。
同友館 エ1,680円