『最初に読むにはちょっと重いかな…』
まず、この本は企業のシンクタンク研究員ら5名による共著です。
したがって、奇抜な見解などは一切ないと言っていいでしょう。
基礎知識とはいえ、突っ込んだ内容が少なからずあります。
例えば、投資の戦略についても言及しており、聞きなれない用語が出てきます。
必要だとの配慮からなのか、「経済・金融の基礎知識」「マーケットの見方」についても解説しています。
「4分位チャート」という変わったグラフを多用していますが、カラーではないので少し見づらい点が気になりました。
(「4分位チャート」の説明はコラムにあります。)
預貯金以外投資の経験がない人は、もう少しやさしい入門書を一読されてからの方が良いと感じました。
全体的に良くまとまっているのですが、ファンド毎の説明で何箇所か、全く同じ文章が出てくるので『★四つ』にしました。
東洋経済新報社 エ1,890円