『うれしい安価の再発売。』
食事をしようとすると必ず邪魔が入ります。ドライ・マティーニの正しい飲み方などの形式にこだわる反面、欲望を剥き出しにして形式を無視する矛盾、おかしさ。知的階級のブルジョワジーの欲望を追い求める姿を冷ややかにとらえ、批判しています。しかも上品で無駄がありません。これを見ている自分自身にも「心境」の変化があるわけでして…。その変化さえもブニュエル監督は批判の対象にしているのかもしれません。自由の幻想と並ぶブニュエル監督の傑作だと思います。未見の方は是非!
他にも【自由の幻想】【欲望のあいまいな対象】【哀しみのトリスターナ】【小間使の日記】が再販されます。
ジェネオン・ユニバーサル エ1,109円