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『千利休という名を借りた 羊頭狗肉』
千利休について、何か深く調べたわけでもなければ、
新しい情報を載せているわけでもない。
著者が他の本から読んだことを適当に羅列しているだけ。
独自の哲学を披露しているわけでもない。
著者の教養と世界観があまりに浅く、
千利休について何か深いものを掴める内容では全くない。
ただし、著者の前衛芸術に対する姿勢や哲学は共感はできないが、
読む価値がないとも言えなくもない。
しかしながら、千利休という名をかたるには
著者の芸術に対する世界観があまりにも軽薄すぎる。
タイトルを、「私の前衛芸術に対する考え」とでも改めるべき。
時間と金の無駄であった。
岩波書店 819円