『目指せ! マイ・ワイン、』
誰でも地球温暖化を実感できる幾つかが身の回りに起きていると思う、かつて実らなかった果実が実をつけるようになったのもその一つ、評者周囲では最近では当たり前のように甘い蜜柑が庭でたわわに実る、葡萄も同様である、
もともとぶどうは生育が早い、4・5年経過すれば枝が邪魔なほど繁茂してしまう、収量もかなりのものである、単位面積あたりで葡萄以上に収穫できる作物は米とじゃがいもくらいなのではないか、などとも感じる、
集合住宅に住んでいる方でもベランダに枝を這わせるスペースさえあれば一鉢・二鉢のぶどう栽培を試みる価値はあります、
個人やグループでワイン醸造に楽しむ人達も徐々に増加している、
そこでIT長者の皆さんにぜひお願いしたい、六本木方面でばかりお金を使わずにマイ・ブランドのワインを造りなさい、地方へ行けば休耕地は有り余ってます、たいした費用はかかりません(ビールやウィスキーならもっと費用がかかる)、趣味としてでも良し、会社の一部門として実行すればいい税金対策になります、
本書一冊でぶどう栽培からワイン醸造まで可能、
乱暴に断定してしまえば、そもそも糖度28%のぶどうを絞ってほっておけばかってにアルコール度数14%で落ち付くわけなので、とりあえず美味い不味いを越えて「マイ・ワイン」ですから、
「このワイン、美味いね」
「でしょ、」
「日本の?」
「そう、おれのワイナリーで去年つくったの」
「えっ!?」
この会話をぜひ実現しましょう!
技報堂出版 エ1,890円